毎日新聞でこんな記事があったようです。
これだけ読んでも,どこの会議なのか分からない。
新聞紙面は文字数制限があるからしかたないと思うけど、Webにするんだったら情報ソースも載せて欲しい。
と文句を書いてもしかたないので、調べました。
するとこれらしい。
この中のこちらの資料
これの13ページにこんな事が書かれていました。
〈具体的方向性〉
(中略)
・ 教育委員会及び校長は、全ての新規採用教員がおおむね10年目までの期間内において、特別支援学校の教師や、特別支援学級、通級指導教室の担任を複数年経験することとなるよう、人事上の措置を講ずるよう努めること。合わせて、採用から10年以上経過した教師についても、特別支援教育に関する経験を組み込むよう努めること。
(以下略)
たしかにこう書いていますね。
読んでみると、オンザジョブにおける研修の重要性やキャリアパスの仕組みに組み込むこと、専門性の高い教員を育てるためというようなことが書かれているように思います。
また、小学校では特別支援学級の担任にまかせていて通常学級の教員はよく分かっていない事も課題だとありました。
特別支援教育に対する理解を深めるためには大切なのでしょうけど、では特別支援学級の子どもたちにとってはどうなのだろうという事もありますね。
前述のyahooのコメントでは、特別支援教育は専門性が高いはずなので、そこに一般教員が入って大丈夫というようなこともあります。
でも現実には、通常学級でうまく学級運営できていない教員が特別支援学級に来るので、困っているという話も多く聞きます。
つまり、特別支援学級における専門性を高めるために逆効果になる危険性もあります。
これがいい悪いではなく、学校の管理職が特別支援教育について理解している必要性があるので、難しいところです。
前述の資料ではこんな事も書かれていました。
小学校又は中学校の校長自身の通級による指導や特別支援学級、特別支援学校など特別支援教育にかかわる教職経験について、特別支援学級等での教職経験の無い校長は、小学校で70.6%、中学校で75.4%である。一方、現在、82.3%の学校(小学校、中学校、義務教育学校を含む。令和2年度時点。)に特別支援学級が設置されている状況を踏まえると、多くの学校で特別支援学級等での教職経験のない校長が特別支援教育を含めた学校経営を行っていることとなる。
この課題を考えるうえでは、人事交流が必要という事もあるのでしょうね。
これについては、いろんな人が意見を出していく方がいいと思います。
そうすることで、気がつかない課題も見えるし、方向性も出せるのではと思います。
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