表記の論文を教えてもらいました。
特殊教育学会の研究論文である特殊教育学研究です。
こちらでオープンアクセスできるので、一般の人でも閲覧できます。
「正しく整った文字」を書くことは学力に関連するか―2種の漢字採点基準における書き成績と学力との関係の比較―
J-STAGE
論文では漢字書字課題をおこなって、正しく整っている/判読可能の2基準で採点したところ、整った文字は判読可能文字に比して相関係数が有意に高くはならなかったとしている。
また、文字形態を整える指導に注力することは、発達障害をはじめとする認知機能に個人内差のある児童の学習到達度には好影響とはならない可能性を示唆している。
これはとても貴重な論文で、学校現場では、過度に綺麗に書くことを指導してしまう傾向があるが、LDの子どもなどにとっては、認知負荷が高く、十分な学力を付けるのには問題がるという事です。
読める文字にすることは大切ですが、文字のとめはねはらないなどを厳しく指導するのは効果が求められるのは、社会的な評価が大きく、学力に大きくつながるかは問題だといえます。
運動機能の課題が大きいこどもや、LDなど認知的な課題がある子どもに、過度に丁寧な筆記を求めることを再考するための根拠資料だといえるでしょう。


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