はじめに
本日思いがけず、Facebookで畠山さんの事がタイムラインにあがっていました。
いまご存命なら75歳です。
8年前の2016年にお亡くなりになりました。
横浜リハの頃からたくさんのことを教えてもらったのに、まだまだ自分はあの畠山さんには近づけません。
もちろん、私が畠山さんにはなれませんが、定期的に教えてもらったことを振り替えなければいけないと痛感します。
なので、前に書いたものを転載します。
まずはタイトルのこと
いつまでも種をまく人でありたい
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畠山さんには沢山のことを教えていただきましたが、Facebookのでの書き込みで最後のメッセージなのかなというカール・ヒルティの言葉の引用がとても自分のこれからの生き方を示唆していたので、孫引きで恐縮ですが掲載させていただきます。
◾︎カール・ヒルティの言葉
引用「眠られぬ夜のために」より
あなたは絶えず、そしてできるだけ多くの種を蒔かねばならない。
それがあなたの生涯の仕事である。
すべての種が芽を出すとは限らない。
といって、全ての種が石ばかりの地面に落ちて無駄になるわけではない。
試してみなさい、試してみること、着手することのみによって偉大な事柄も成就するものだ。
最後になりますが、学生さん向けに作られた発表に技術は必要かという15分間のムービーを紹介します。
この中にも沢山のことが詰まっています。
マジカルトイボックス20年記念誌に寄稿していただいた原稿より
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私が重い障がいがあるお子さんの玩具遊びに取り組みはじめたのは,いまから40年前(1975年)のことです.イギリスのロジャー・ジェフコート氏(Mr. Roger Jefcoate)と東京でお会いしたことに始まります.イギリスでは当時,障がいがあるお子さん達にたいするシンプル・テクノロジー利用が始まったばかりでした.彼からもらった1枚の講習会開催のお知らせに掲載されたイラストを手がかりに,台所用品のタッパウェアや写真用品のブロアーを利用しながら,玩具の改造や操作スイッチを作りました.
一方,マジカルトイボックス(以下,マジカルと略記)と出会ったのはいまから17年間ほど前のことです.講演依頼を受けたことがきっかけのように記憶しています.この時から現在まで,ふり返ると,時の流れはあっという間に過ぎました.
今回あらためてふり返れば,あの頃と現在のマジカルは何一つ変わっていないように感じています.それはメンバーの障がいがあるお子さん達にたいするあつい情熱です.ちがっているのは,過ぎ去った歳月とともにスタッフの層があつくなったことです.シンプル・テクロノジーを大事にしようとする精神は,絶えることなく,新しいメンバーに受け継がれています.
マジカルの取り組みにたいして「安価にスイッチや改造玩具が入手できる」という考え方に出会うことがあります.それは一面的にみるとあたっているのかも知れません.しかし,私はこれとはちがった考えをもっています.それは「製作や改造」を通して,シンプル・テクノロジーをより身近に感じる,そしてそれを必要としている子どもたちと共感するための大事なプロセスなのだということです.
例えば,ヨーロッパで考案された支援機器を,日本の材料や技術があれば,よりスマートで安価につくれてしまうといったこと場面があります.私があえてマジカルの活動に注文を出すとしたら,オリジナルを生みだした人のことをぜひとも尊重してほしいということです.それらの人々の「産みの苦しみ」に思いを馳せてほしいと思います.ともすると,より便利に使えるだろうという考えから,オリジナルが大切にしていた工夫や配慮がすっかりとそぎ落とされてしまうといったことさえおきてしまいます.
これからもマジカルの活動がますますひろがり,障がいがある子どもたちの世界がいきいきとなることをこころから願っています.
「障がいのある子の力を生かすスイッチ製作とおもちゃの改造入門」監修の言葉より
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はじめに
――1個のスイッチからひろがる世界
私たちの日々の暮らしには様々な道具や機械が満ちあふれています。それを手にした私たちは一時,とても嬉しいものですが,やがて持っていることが当たり前になり,時にはその存在やありがたみすら忘れ去ってしまう,そんな日々を送る今日このごろです。
これとは対照的に,障がいのあるお子さんたちにとって,たった1個のスイッチがつくり出す世界は誰にも予想できないようなチカラを生み出し,未来につながる可能性を秘めています。スイッチを操作しオモチャが動いた瞬間のお子さんたちの笑顔や目の輝きがそこにはあります。また,このことは周りにいる大人たちにも笑顔を生み出し共に喜び合う,不思議な場や時間を生み出します。そしてそれが,人から人へと伝わっていきます。
筆者はこれまで障がいのあるお子さんから大人の方までを対象に,その方々の生活に何か新しい変化を生み出すことを目標に,言わば「人を支える」ための仕事に長年取り組んできました。でもあるとき,ふと気づいたのです。自分はそれらの人々を「支えている」ようでいて,実はそれらの人々から「支えられている」のだということを。大きな喜びだけでなく,生き甲斐さえ与えられることがあります。マジカルトイボックスがこれまで地道に造り上げてきた世界もまさにそれなのではないかと思います。障がいのある子どもたちはもちろんですが,それを支えている大人たちも,実はとても楽しくて,嬉しくてしかたがない時間,大きな贈り物を障がいのあるお子さんたちからもらっているのです。
一見すると,目立たずとても地味な世界ですが,そこにはいたるところでワクワクした気持ちが弾んでいます。また,今までできなかったことがデキルようになったことを共に喜び合う笑顔で満ちあふれています。
あなたもそんな世界にご一緒してみませんか。
監修者 /畠山 卓朗
マジカルトイボックス第18回イベント畠山さん講演
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