はじめに
今回はこちらの改訂版
ModMath
肢体不自由のある子どもの数学の学習では数式を入力するのが大きな課題になったりします。
特に「分数」「割り算」など,思考過程を書きながら学ぶことが必要になったときに時間がかかると,自分の思考の速度と表現の速度が同期せずに忘れてしまったりすることになります。
Windows環境だとWordや一太郎では数式を表示するアドインがあります。
この他に,専用のソフトとしてこんなソフトがあります。
このソフトは大学入試センター試験で肢体不自由のある学生が申請して利用したこともある実績のあるソフトです。
さて、ここで紹介するのはこちら。
Kickstarterで資金を集めて作ったそうです。
英語ですが,解説の動画もあります。
ダウンロードはこちらより
FracCale
筑波大学と付属の桐ヶ丘特別支援学校のコラボで作った計算アプリです。
Geometry Pad
グラフや図形をiPadで記述することのできるアプリです。
有料版だと描ける図形が増えますが、無料版でまず使ってみることもできます。
無料版
有料版
こどもレター
見本のデータを作ってなぞり書きをした後に、見本のデータが消えてくれるので自分で書いたような文章が作れます。有料版ですが大変おすすめです。
UPAD
iPadで学習といえば,手書きとは違ってソフトを使っての学習のイメージしかありませんが,これはそれとは違いプリント学習をiPadの中でおこなっています。
理屈は簡単で
1.インターネットで公開されているプリント教材を入手
2.iPadの手書き入力ソフトにそのデータを表示
2.スタイラスまたは指先でなぞり書き
といった手順で漢字などのプリント教材での学習をしています。
詳しい方法かリンク先を見ていただいた方がいいですが,これの利点としては
A.同じ教材を何回でも書き直せる
B.間違いを簡単に消すことができる
C.学習の履歴を保存できる
などがあります。
タブレットPCであればiPadである必要もないので,応用がききますね。
参考サイト
ダウンロードはこちら
VOD(ボイズオブデイジー)
電子書籍のスタンダードであるDAISYを再生するアプリです。
肢体不自由のある子どもでもスイッチで操作できるようになっています。
アプリのサイトはこちら
DAISYについてはこちらより
ダウンロードはこちらより
いーリーダー
上記のVODと同じDAISYを再生するアプリです。
これの特徴にセンテンスごとに停止して再生するモード。
ルビを付けたり消したりする機能などがあります。
サポートサイトはこちら
機能制限のある無料版はこちら
フル機能が使える有料版はこちら
iThoughtsHD
マインドマップなどのマッピングソフトです。
無料版のiThoughts2go (mindmap)はこちら
フル機能のあるiThoughts (mindmap)はこちら
Office Lens
紙の書類をスキャンして文字を認識させて読み上げまでしてくるマイクロソフトの公式アプリです。
平林さんのサイトの解説がとてもわかりやすいです。
ただし、ここで紹介しているタッチ&リードが販売中止になってしまったので、Office Lensのみでの利用になりますね。
マイクロソフトの解説ページはこちら
ダウンロードはこちらより
Microsoft Pix カメラ
学校などの授業場面等で、記録をとりたいとき、写真のシャッター音があると子どもたちの注意がそがれてしまい、困る事があります。
日本では、盗撮防止のために、標準の写真ソフトでは消音モードにしても写真を撮る場合には音が出るようになっています。
そこで、このアプリがある事を知りました。
これだと、標準では写真撮影をすると音が出ますが消音モードにすると音が出ません。
なので、授業中などの様子をとるにはいいですね。
また、簡単な操作でちょっとしたエフェクトをかけられるのでとても便利です。
ダウンロードはこちらから
計算機+
平林さんのこちらのブログで紹介されていました。
計算過程が残ってくれるので、わかりやすくなります。
ダウンロードはこちら
SimpleMind
自分の思考を整理するためにたまに使うのがマインドマップソフトです。
MacやWindowsだと手軽に使えるのでフリーのこれを使っています。
ビジネスマンもよく使うようになっているみたいですが,自分の思考を整理するのが苦手な子どもに使ってもらうということも最近始まっています。
無料版はこちら
フル機能の有料版はこちら
ボイスメモ
Appleの公式アプリです。
授業を録音するのに使えますね。
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