【再掲】ATACLaboの新着動画「最重度重複障害の人とのコミュニケーション」

この記事は約4分で読めます。

昨日のブログ記事がバズっているようです。

またYouTubeの動画も400件ほどのヒットがありました。

2時間のロングの動画をこれだけの人が見てくれるというのはなかなか無いことです。

さて、中邑さんのお話を聞いて

モヤモヤが晴れた

という人と

モヤモヤしてきた

という、相反する反応があるようです。

前者は、主に視線入力をやってきたけど、あまりうまくいっていないケースを見ていて、これでいいのだろうかと感じていた人ではないでしょうか。

そして、後者はそんな事ない。子どもの発達の可能性を信じるのが教育ではないか,ということではないかと思います。

私は、そのどちらも正しい反応だと思います。

そして自分で考えて欲しいと思うのです。

教えられるばかりの教育から一歩抜けだし、自分で考えること。

これは、教育者側がそのスタンスを持たないのであれば子どもが不幸になると思うからです。

さて、中邑さんをあまりご存じない方に、以前ブログで紹介したATACLabの動画を再掲してご紹介します。

こちらに掲載してものです。

ぜひ、これを見ながら考えて欲しいところです。


本日からATAC2019ですね。

https://atacconf.com/2019_12/

私も明日から参加します。

さて先日ご紹介したばかりのATACLaboの動画ですが、続編がすぐに出てきました。

その名前も「最重度重複障害の人とのコミュニケーション」

最重度重複障害の人とのコミュニケーション
AAC オンデマンド第10回00:00 最重度重複障害を持つ人の特性01:45 ICTを活用した支援02:29 最重度重複障害を持つ人が感じる刺激を用いた支援04:08 刺激を与えて発達を促進する05:28 主観的に意味づけすることの意義0...

あれ?

同じ動画じゃないの?

という人もいるかもしれません。

少しややこしいですね。

前回のは

「重度重複障害の人とのコミュニケーション」

<最>

という言葉が付いています。

どう違うのでしょうか?

前回の動画の対象の「重度重複障害」ではこう定義していました。

●ここで想定する人たち
重度肢体不自由と重度知的障害を合併している
声を発するが何を要求しているか分かりにくい
体の動きもあるが、その意図が分かりにくい
語りかけに反応はあるが、意味をどこまで理解しているか不明

そして今回の動画ではこう定義しています。

●ここで想定する人たち
最重度の肢体不自由と知的障害を合併している
人工呼吸器装着や経管栄養補給など医療的ケアを受けているケースも含む
発声や体の動きもわずかにあるが観察が難しい
語りかけに対する反応性が乏しい

1個目の定義は繰り返しなので、分かりませんね。

問題は3個目と4個目でしょう。

つまり

発声や体の動きもわずかにあるが観察が難しい
語りかけに対する反応性が乏しい

という人。

前回の動画で紹介している人はある程度体の動きなどが視覚的または音声などによって観察がなされるタイプの人。

しかし、今度の人はそれも分かりにくい人です。

私が教員になりたての頃はあまり見かける事はありませんでした。

しかし、医療技術の進歩によりそれまでは生き続けることが難しいと思われる子どもさんもその命が守られ、学校に通うようになってきました。

そんな、本人の表出が読み取りにくいと言われる子どもでも実はいろいろなことを表現し、理解していることがある。

中邑さんのお話ではそういった事を紹介しています。

といっても、それを人の目や耳だけで判断すると危険な場合があります。

前回の動画でも「支援者主導のコミュニケーションの創作が起きる」危険性を指摘していましたが、今回のお話ではそれが余計おこってしまいます。

そうなると、教員も何をすればいいのか分からず、音楽を聴かせるだけ、みたいな教員主導の学習活動になってしまいがち。

さて、そうならないためにはどうすればいいでしょうか?

この動画では子ども理解のためのアセスメント方法としてICTの活用を紹介しています。

iDevicesアプリiOAKというのがあります。

アプリの具体的な紹介はこの動画の6分32秒あたりから紹介しています。

このアプリの大元はKinectを使ったOAKです。

ドロップレットブログより「2017年度日本財団助成事業 重度重複障害児向け意思伝達セミナー のまとめ」
ドロップトークで有名なドロップレットプロジェクトのブログに表記の記事が掲載されていました。これは、書かれているように、日本財団の助成を受けて、同プロジェクトの代表をされている青木さんを中心に障害の重い子どものコミュニケーションする力をどう理

賢龍さんが関わった魔法のプロジェクトではこのOAKを使った事例が多数紹介されていますので、どのように使ったかは魔法のプロジェクトサイトを是非ご覧下さい。

魔法のプロジェクト|全ての子どもたちに未来を
「魔法のプロジェクト」は携帯情報端末を実際に教育現場でご活用いただき、その有効性を検証し、より具体的な活用事例を公開していくことで、学ぶ上での困りを持つ子どもの学習や社会参加の機会を増やすことを目指しています。

また、同じくDO-IT JAPANのOAKプログラムというのもありました。

スクールプログラム
スクールプログラムは、協力企業と共に、テクノロジーやサービス、支援に関するノウハウを学校に届け、配慮ある環境の整備を目的としています。 DO-IT Japanのリソースに加えて、それぞれの協力企業各社が持つリソースを活用した、独自のプログラ...

やはり、前回と同様にこの動画を見た後はぜひ「黙って観るコミュニケーション」をご一読してもらいたいです。

最後になりますが、いつもお世話になっている福島さんもブログに紹介していたので、こちらのリンクを張っておきます。

【必見】最重度重複障害の人とのコミュニケーション...を語るYouTube動画 : Sam's e-AT Lab
atacLabさんのAACオンデマンド第10弾が公開されました。タイトルは最重度重複障害の人とのコミュニケーションです。 東京大学先端科学技術研究センターの中邑 賢龍さんが、「外界からの働きかけに対して反応が分かりづらい最重度の肢体不自由と...

 

 

 

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