マジカルトイボックスは2025年で30周年になります。
20周年の時に、記念誌を発行していました。
そちらより「はじめに」を引用します。
この思いはあれから10年経っても、変わりません。
もちろん初めた当初からも、変わらない思いで続けています。
はじめに
マジカルトイボックスのイベントを開いてから20年が経ちました。
イベント開始当初は,こんなに長く続けるとは思ってもみませんでした。
マジカルトイボックスの歴史にも書いたようにAACが普及すればこのイベントは開かなくてもいいのではと考えていましたが,いまだに十分ではないのかもしれません。
しかし,ポジティブに考えれば新たなニーズが生まれてくるので,それに応えているともいえます。
私たちのイベントのコンセプトは「障がいが重い子どもでもコミュニケーションしているはず、なんとかそれを豊にできないだろうか」ということです。
そしてもう一つ「分かる,できる,楽しめる」というのがあります。
子どもたちが楽しく,豊かに生きるために私たち関わる側がしかめっ面をしてウンウン唸っているのはどうなのだろう、と思っています。そのためには,私たちも「楽しめる」ことだと思っています。マジカルトイボックスが長く続いたのはそういった「じぶんたちも楽しんでいる」ことです。
世の中はとかく「しなければならない」ことが多く,いろいろと制約が大きくなっています。
しかし,大切なのは「自分からやりたいと思うか」ということです。
マジカルトイボックスの活動はどれ一つとってもやらされていることはありません。
それが長く続いた秘訣なのだと思っています。
それともう一つ,イベントを支えてくれた仲間の存在があります。
「手伝って」と一声かければ集まってくれる全国の仲間,そして参加者の皆さんがあってイベントは続いてきました。
皆さんには本当に感謝しています。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
マジカルトイボックス 事務局代表 金森克浩
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