コロナは虚構を現実にする

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私の好きなネットニュースサイトに虚構新聞があります。

Kyoko Shimbun News(虚構新聞社)

いい加減に見ると、凄いことがあるんだなぐらいに見られてしまいますが、よく記事を見ると

そんな事あり得ない

というような、絶対に起こらない事件を扱っている新聞です。

それでも世の中を風刺している記事もあって、いろいろと考えさせられるものもあります。

そんな虚構新聞がこんな記事を書きました。

2mのロングバトンも コロナ禍で「新しい運動会」 マキャベリ小
新型コロナウイルスの感染が収束する兆しを見せないまま、小中学校ではまもなく秋の運動会シーズンがやって来る。今年はコロナ禍を理由に開催を見送る学校も多い中、感染に配慮した「新しい運動会」を模索する学校がある。.advert { font-si...

マキャベリ小学校という架空の小学校では、コロナの影響を最小限に抑えるために2メートルのバトンを使うなどのしているとのこと。

実は、虚構新聞はラジオ放送もやっていてそれが2週間に1回放送されます。

前回の放送では、そのマキャベリ小学校の事も報じていました。

第201号「虚構新聞ニュース」2020年9月20日|plray[プレイ] - インターネット放送局 -

だいたい4分ぐらいからこのニュースが流れます。

私はこれをPodcastで聞いてます。

‎Apple Podcast内の虚構新聞ニュース
‎ニュース · 2023年

さてそんな虚構新聞ニュースを震撼させるニュースがありました。

それがこれ。

毎日新聞ニュース

長さ2mのバトン、掛け声は紙で、競技はテレビ中継…コロナ下の運動会

長さ2mのバトン、掛け声は紙で、競技はテレビ中継…コロナ下の運動会 | 毎日新聞
新型コロナウイルスの影響で、学校の運動会も中止が春以降相次ぐなか、秋からは感染拡大防止と競技の多様性を両立させながら開催する動きが出てきている。  相模原市中央区の市立田名北小では27日、ウレタン製の棒にビニールを巻いた長さ2メートルの「ロ...

まさかの虚構新聞の記事を見たのか、見ていないのかそっくりそのまま。

相模原市中央区の市立田名北小だそうです。私の実家の近くだ。

これにびっくりしたのか,虚構新聞はお詫び記事を載せていました。

「2mのロングバトンも コロナ禍で「新しい運動会」 マキャベリ小」についてお詫び
2020年9月12日配信の「2mのロングバトンも コロナ禍で「新しい運動会」 マキャベリ小」記事につきまして、同月27日、神奈川県相模原市の小学校にて長さ2メートルのバトンを使った運動会が実際に開かれたことが分かりました。虚構世界の現実を伝...

記事を書いた社主は

『コロナ禍でもなお運動会を強行するなら、こんなことになるからあきらめなさい』ということを逆説的に報じたつもりだったが、こんな悪ふざけみたいな競技を実際にやる学校が出るとは予想できなかった。全部コロナが悪い」

などと書かれています。

どうなんでしょうね。運動会って子どもたちはみんな楽しみにしているのだろうか。

楽しみにしているのは子どもよりも大人の方だったりするかもしれません。

特に自閉症のある子どもは日常のルーティンが崩されてしまうので、パニックになりがち。

ただでさえ、コロナで崩れているのだから、運動会が無くてもいいようにも思いますが。

いろいろと考えさせられるニュースでした。

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