【文部科学省】特別支援学級及び通級による指導の適切な運用について(通知)を読んで

この記事は約3分で読めます。

文部科学省が表記の通知を4月27日に全国の教育委員会向けに発出しました。

最初に紹介してもらったのはこちらのPDFページです。

https://www.mext.go.jp/content/20220428-mxt_tokubetu01-100002908_1.pdf

私は、PDFファイルの直リンクはあまり好きではないので情報ソースを探しました。

まず、見つかったのはこちら。

交流・共同学習で不適切事例 特別支援学級の運用で通知
小中学校などの特別支援学級に在籍している児童生徒が、通常の学級で学んだり、特別支援学級で適切な指導を受けたりすることが十分でない事例が明らかになったとして、文科省は4月27日、都道府県教委などに向けて、特別支援学級や通級による指導の適切な運...

教育新聞の記事です。

再度いろいろと調べたところ、文部科学省のこちらの一覧にひっそりと書かれていました。

新着情報等最近の動き:文部科学省

 

特別支援学級及び通級による指導の適切な運用について

特別支援教育は、共生社会の形成に向けて、障害者の権利に関する条約に基づくインクルーシブ教育システムの理念を構築することを旨として行われることが重要です。また、インクルーシブ教育システムの理念の構築に向けては、障害のある子供と障害のない子供が可能な限り同じ場でともに学ぶことを追求するとともに、障害のある子供の自立と社会参加を見据え、一人一人の教育的ニーズに最も的確に応える指導を提供できるよう、多様で柔軟な仕組みを整備することが重要です。
この理念を踏まえ、特別支援学級及び通級による指導の適切な運用について、各市区町村教育委員会等にご留意頂きたい点を改めて周知しています。

書かれていることで気になったのは、

在籍としては特別支援学級になっているが実態としては通常学級で授業を受けている児童生徒がいること。

特別支援学級の生徒なのに自立活動の授業がおこなわれていないこと。

などです。

東京など大都市の場合は、特別支援学級に在籍する児童生徒は複数いますが、地方だと一人学級という事があります。

一人学級だったとしても学級ですので、それに応じた教員配置がなされます。

ここら辺が問題の元になっているのではと推察します。

そのため、原則として特別支援学級での授業は半分以上実施されることなどが示されています。

もちろん、通常学級に移行する場合はその限りではないとしていますが、いろいろと混乱が想像できます。

5月1日と言えば学級定数の決定時期なので、教育委員会は大慌てでしょうね。

追記

この記事を書いたところ、特別支援学級に在籍する肢体不自由のあるお子さんの保護者の方から
通常学級に交流及び共同学習で多くの時間に通常学級で授業を受けているが大丈夫でしょうかとの問い合わせがありました。
そのお子さんの場合は、通常学級には入る際には教員が必ず一人ついて授業を受けるようになっているそうです。
私からは以下のお答えをしました。

今回の通達では「障害のある児童生徒が、必要な指導体制を整えないまま」とあります。

これは、学級の確保はしていますが、その児童生徒に適切な指導支援がしていないつまり、通常学級に入れているが、ほぼその生徒に何の対応もしていない場合です。

お子さんの場合は、教員が一人ついて指導をしていますので、問題ないと考えます。

通達で1/2時間程度は特別支援学級で受けさせるとありますが、教育委員会が杓子定規にその点を守らないでほしいと思います。

大切なのは「障害のある子供と障害のない子供が可能 な限り同じ場でともに学ぶことを追求する」ことで「一人一人の教育的ニーズに最も的確に応える指導を提供できる」ことです。

としました。

繰り返しですが、学校現場が混乱しなければいいのですが。

コメント

タイトルとURLをコピーしました