ADHDと買いだめ障害に関する論文

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この写真は6年前のもの、2つ前の職場の私のコーナー。

圧倒的にものの整理ができません。

今も結構たいへん。

本田先生のこの動画を見て思うのは、軽度で診断もでないかもしれませんがADHD傾向とASD傾向が重なり合って困っているけど、そうは見えないことなんだろうなって思います。

こだわりが強いのにいい加減という困った性格。

周りの皆さんに助けられてなんとかやってるのでしょう。

さて、こんな記事を見つけました。

ADHDの人は「モノを捨てられない傾向が著しく強い」という研究結果

ADHDの人は「モノを捨てられない傾向が著しく強い」という研究結果
部屋の中を埋め尽くすほど物を買ってしまっても、「いつか使うかも」と考えて物を捨てられないという人はいるはず。このような行動は「買いだめ障害」「ため込み症」などと呼ばれる精神疾患につながっている可能性があります。新たな研究により、ADHDの人...

気になるので原著を見ました。

Redirecting

ゲストだとAbstractしか見えないようです。

大学のメールアドレスを入れたらフルテキスト見られました。

とりあえずAbstractにはこう書いてありました。(DeepLさんにお世話になりました)

概要
買いだめ障害(HD)は、認知度が低く、治療も不十分である。HDは成人期初期に発症するにもかかわらず、患者は人生の後半にしか現れず、その結果、主に高齢の女性をサンプルとした研究が行われることになった。以前は強迫性障害(OCD)と関連していたが、現在ではHD患者はしばしば注意欠陥/多動性障害(ADHD)を思わせる不注意症状を持つことが認識されている。ここでは、成人のADHD患者におけるHDを調査した。ADHDクリニックの患者(n = 88)がADHD、HD、OCD関連症状について報告し、年齢、性別、教育をマッチさせた対照者(n = 90)と比較した。結果は、次元的アプローチによる再現性を検証するために、英国のオンラインサンプルで独自に評価された(n = 220)。臨床的に重要なため込み症状は、ADHD群と対照群のそれぞれ約20%対2%に認められ、ため込みのある人の平均年齢は30代で、約半数が男性であった。また、対照群に比べ、残りの患者においても、ため込みの重症度が高いことが認められた(d = 0.89)。不注意は、患者における溜め込みの重症度を予測する唯一の統計的有意な因子であった。同様に、不注意は、うつ病や不安症と並んで、独立標本におけるため込み症の最大の予測因子であり、3.2%が臨床的に重大なため込み症であることが確認された。ADHDの患者さんでは、買いだめ症状の頻度が高く、それは特に不注意と関連していました。ADHDの患者は、日常生活に支障をきたす可能性があるにもかかわらず、通常、関連する問題を開示しないため、HDを日常的に評価する必要がある。HDの研究はまた、典型的なHDのサンプルよりも若く、男性の割合が高いADHDの成人について調査すべきである。

ここからは私の解釈ですが、

 

買いだめ障害(HD)とADHDは優位な関係性が認められること。

その中でADHDの人の不注意がため込みの優位な原因であること。

しかし、ADHDの人のため込みは問題の自覚がないために日常生活に支障を来しているにもかかわらず、問題が表面化しないこと。

 

というようなことが書かれていたと思います。

 

ううん。納得いくものばかり。

 

ADHDのある人の本や身近にいるADHDの人たちを見てもこういった傾向を示す人は多いです。

 

ただし、前述のようにASDを併せ持っている人も多いので、ものをキッチリと整理する人の場合はそれほどため込んでないかもしれません。

 

じゃあどうすりゃいいんだという事ですが、論文だと治療とかそんな事も書いていますが、定期的に評価をしろとありました。

 

さて振り返って私の場合だと、定期的にものがあふれかえるのが我慢ならなくなって整理をはじめるんですが、どうしても出てくるものが気になって片付けが一向に進みません。

ただし、職場が強制的に変わるという5年前、1年前のエピソードはありがたく、そのたびにいくつかのものを捨てられました。

それでもまだまだ溜まっていますが。

 

自分からだけでは解決はしないのかなと思います。

強制的に片付けないといけないように自分を仕向けることかな。

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